【Read Book 2011/2012 Winter】

2011年も…冬到来。

ストーブで暖をとりながら…

こたつでまるまりながら…

今宵もめくるめく本の世界へと…。

 

  ◆Archives

  ・Read Book 2011⑤ 

  ・Read Book 2011④ 

  ・Read Book 2011③

  ・Read Book 2011②

  ・Read Book 2011①

  ・Read Book 2010

3/1「PIL」 

  著者:ヤマザキマリ、出版社:集英社

◆パンク大好き少女だけど

 ミッション系のお嬢様学校に通う。

 英国帰りの祖父と暮らす主人公。

 このおじいちゃんと英国に旅立つはずが

 おじいちゃんは倒れ、彼女ひとりで旅立つ。

3/1「涼子さんの言うことには」 

  著者:ヤマザキマリ、出版社:講談社

◆テルマエ・ロマエの作者による自伝的?作品。

 お母さんに言われて、中学生(14歳)なのに

 ヨーロッパ一人旅。ヨーロッパで出会う人も

 さすがに驚く。ちなみにこの旅で出会った

 イタリア人紳士のところに後に行った彼女は、

 その紳士の孫と結婚する。本当。

3/1「テルマエ・ロマエ」 

  著者:ヤマザキマリ、出版社:エンターブレイン

◆古代ローマ帝国における温泉技師ルシウス。

 今回は、海のそばの温泉地に

 タイムスリップ&出没。

 しかし帰れなくなって温泉宿で働くことになる。

 料理人の真剣な姿に感動しつつも…

 ドタバタは絶えない。

2/4「就活原論」 

  著者:宮台真司、出版社:太田出版

◆現代は適応ではなく適応力(つぶし)が求められる。

 誰もが帰還場所としてのホームが必要になる。

 親が喜ぶ等といった「承認」を求める就活はダメ。

 自分にとって必要な選択ができるか否かがカギ。

 その為には、経験値を高めた実績のある

 ひとかどの人物になる必要がある。

2/4「政治家の殺し方」 

  著者:中田宏、出版社:幻冬舎

◆財政再建の為に利権構造を改める必要がある。

 リアルな政治に巣食う利権と、それに群がる

 政治家と国民の構造が見えないままだとだめ。

 無駄と思えることには必ず利権が発生している。

 利権と呼ばれる地下室の分厚い扉を開け、

 掃除する必要がある。

2/4「日本史の授業2」 

  著者:井沢元彦、出版社:PHP

◆日本人はケガレの存在を信じる宗教の信者。

 同時に怨霊信仰もある。日本は怨霊鎮魂のために

 仏教を受け入れた。また武家政権も天皇という

 高貴な存在を滅ぼせば巨大な怨霊を生みだす

 ことになると考え、朝幕併存とした。

2/4「へうげもの 14巻」 

  出版社:講談社

◆徳川家康から「徳川の数奇に関する

 一切を任す」との言質を得た織部は、

 佐竹義宣を徳川方に引き込む為に赴く。

 義宣はその誘いを断るが、古田織部は

 楽器を取り出し演奏、義宣の父の心を動かす

 ことに成功。見事任務を果たす。

2/4「文藝春秋 2月号」 

  出版社:文藝春秋社

◆「ジョブズとゲイツ」

 ゲイツは顔と名前が一致する数が3万人。

 ジョブズは、高校時代無料で長距離電話を

 かけられる装置をつくり、キッシンジャーの

 ふりをしてバチカン宮殿のローマ法王に電話。

 就寝中なので今から起こします。と対応された。

2/4「AERA 2月6日号」 

  出版社:朝日新聞出版

◆現代の肖像 澤本嘉光(CMプランナー)

 ソフトバンク「白戸家シリーズ」や東京ガス

 「ガス、パッ、チョ、シリーズ」等を手掛ける。

 入社した当初、広告年鑑から一日にひとつ

 好きなグラフィックを選んでキャッチコピーと

 ボディコピーを写す作業を毎日行った。

 

 

2/4「Number 2月9日号」 

  出版社:文藝春秋社

◆「日大三高 涙の冬の合宿密着記」

 日大三高の冬合宿は過酷なことで有名。

 15日間続く合宿は最終日以外は12時間以上練習。

 しかも朝練がある日は5時起床。朝練は三勤一休。

 最終日の朝だけは、皆、なぜか目覚ましがなくても

 起きられる。頭もすっきり。身体も軽いそうだ。

2/4「pen 2月1日号」 

  出版社:阪急コミュニケーションズ

◆「新世代リーダー論」

 仕事におけるモチベーションは、内発的動機付け

 によりもたらされる。これを生む鍵が「フロー」

 フロートはアメリカの心理学者が提唱した理論。

 時を忘れ、仕事に深く没頭することでおこるような

 感覚。これをフロー状態という。

2/4「AERA 1月30日号」 

  出版社:朝日新聞出版

◆現代の肖像 梅原真(デザイナー)

 主として地方発の広告をデザインする。

 普通の公務員ではありえない熱心さで

 依頼され秋田県の仕事を引き受ける。

 「どんな仕事も難しい…でも考えて考えていると

 天から降るようにアイデアがおりてくるんですよ。」

2/4「AERA 1月23日号」 

  出版社:朝日新聞出版

◆現代の肖像 岩出雅之(帝京大ラグビー部)監督

 人生の目的(A00=米軍任務辞令書でいう

 究極の目的)は、なんだ?…と問う。勝つことは

 ひとつの手段に過ぎない。早慶明の伝統校に

 行けなかったメンバーを成長させ「A00」を施行できる

 社会に有益な人材を送り出す環境を育てたい。

 

2/4「百万人の福音 2月号」 

  出版社:いのちのことば社

◆「俊也の部屋 アーサー・ホーランド」

 新宿で路傍伝道を始めた頃。今や型破りな不良牧師

 って言われているけど、その時は本当にドキドキして

 すぐに行動を起こせなかった。やった事なかったから。

 本田弘慈先生から「祈ってないで、早く実行しなさい」

 って言われたけど、それでも決心できなかった。

2/4「信徒の友 2月号」 

  出版社:日本キリスト教団出版局

◆「献金の喜び」

 礼拝に出席する前に献金のための

 祈りと備えをすべき。礼拝が始ってから慌てて

 用意しない。…献金の感謝の祈りでは

 「このわずかな献金」ではなく…

 「この心からの献金」を…と祈ろう。

1/28「REVIVAL JAPAN 2012年2月5日号」 

  出版社:地引網出版

◆「ピーター・チャオ氏講演」

 クリスチャンリーダーシップ、

 非クリスチャンリーダーシップというものは無い。

 ただ、良いリーダーシップと悪いリーダーシップが

 あるだけだ。 byドラッカー

 今日の決断が明日の現実になる。

1/28「Number 2012年1月26日号」 

  出版社:文藝春秋

◆『心をつかむ対話術』

 本田選手は、外国人監督とポジションのことで

 交渉。彼は今のポジション(ボランチ)で使うなら

 自分を外してくれと頼んだ。本田は、トップ下での

 起用を希望した。最初から本気で交渉した結果、

 2年目はトップ下で出場するようになった。

1/28「日経おとなのOFF 2月号」 

  出版社:日経BP社

◆「日本語のマナー完璧講座」

 翻訳家 柳瀬尚紀さん。著書「日本語は天才である」。

 日本語を使いこなす為には、言葉に込められた

 背景や手触りを大切にする。

 手の届くところに国語辞典を置いて

 「なんだろう」と思ったら瞬時に辞書を引いて読む。

1/28「日経Associe 2月号」 

  出版社:日経BP社

◆「耳の痛い話」 職場は舞台。社員は演者。

 役作りを忘れるな。現場に素の自分を持ち込まず、

 その都度要求される役を演じ続けていくことで

 職業人としての自分を形作るのが必要。

 その為に①自宅は楽屋。②同僚は共演者。

 この2点を意識することから始めよう。

1/28「AERA 1月16日号」 

  出版社:朝日新聞出版

◆現代の肖像 浅野忠信

 ~母は自立の精神の塊。自分にやましいことが

 なければ怒られても毅然としていろ、と教えた。

 「煙草も酒もどうぞ勝手にやって、

 でも悪いことは自分に帰ってくるよ」と。

 そう言われると、逆に吸えなくなるんだよね。

1/18「Pen 2012年1月1日・15日号」 

  出版社:阪急コミュニケーションズ

◆「ルネサンス」…15世紀イタリアのフィレンツェを

 中心に古代ギリシャ・ローマ世界の秩序を

 規範として古典復興を標榜した一大ムーブメント。

 11世紀末から13世紀後半の十字軍遠征で、最も

 恩恵を得たベネチア。ここでギルド(組合)ができて

 このギルドを基盤とする社会がルネサンスを生んだ。

1/18「REVIVAL JAPAN 2012年1月15日号」 

  出版社:地引網出版

◆「三陸を歩まれる主の後ろ姿」

 正教会は~都市部だけでなく三陸沿岸では宮古、

 山田、大槌、釜石、盛、気仙沼に教会を建てた。

 ニコライは、新島襄から日本語を学び

 津軽弁から熊本弁まで聞き分けることが

 できたそうです。~ニコライは庶民に共感した。

1/15「中央公論 2012年1月号」 

  出版社:中央公論新社

◆縦割り行政の先例は戦時中から…。

 戦時中の陸軍は、海軍から護衛を断られ

 自前で空母を三隻作った。陸軍は海軍に対して

 味方だから沈めないでと連絡。偵察で発見した

 米軍は「見たことがない空母」と驚く。

 結局、空母は役に立たず米軍にやられた。

1/15「文藝春秋 2012年1月号」 

  出版社:文藝春秋

◆「年賀状に書き添えたい一言」

 「一笑一若(いっしょういちじゃく)」…加藤茶

 若いころ植木等さんから教えてもらった言葉。

 コメディアンが人を笑わせてあげると

 笑わせる当人も、笑う側のお客さんも若くなる。

 コメディアンは素晴らしい仕事。

12/31「AERA 1月2・9日号」 

  出版社:朝日新聞出版

◆「言葉の力」若い世代が心に残った言葉。

 今、この時を乗り越えた向こう側には強くなった

 自分と明るい未来が待っているはずです。

 絶対に見せましょう。東北の底力を!(楽天選手会長)

 

12/31「BRUTUS 2012年1月1日・15日号」 

  出版社:マガジンハウス

◆変化はコントロールできない。できるのは

 その先頭に立つことだけである。(ドラッカー)

 直感はとってもパワフル。僕は知力よりも

 パワフルだと思う。(スティーブ・ジョブズ)

 無理をしないと無理ができなくなる。(三浦和良)

12/31「REVIVAL JAPAN 2012年新年号」 

  出版社:地引網出版

◆毎月のアメリカの1400人の牧師が辞任。アメリカの

 1万の教会が5年間で消えた。教会に出席しない

 アメリカ人の数は過去15年で2倍に。大多数の教会の

 出席者数は75名以下。アメリカの10万の教会のうち

 2%以下が1000人以上のメガチャーチとみなされる。

 …リーダーの自我の取り扱いがカギになる。

12/31「Number 2012年1月12日号」 

  出版社:文藝春秋

◆『アジアカップ優勝』 長谷部のミーティングでの発言。

 ~今回ほど緊張感のないチームはない。

 ふざけるのと明るくやるのとは紙一重だ。

 若い選手が明るくやるのはすごくいいと思うし~

 けれども、試合や練習でふざけるのとは

 区別してほしい~。これで若手は劇的に変化。優勝。

12/31「SIGHT 2012WINTER号」 

  出版社:ロッキング・オン

◆中国で列車事故が起きた際、政府が1両目を

 地面に埋めてしまった。すると中国の独立系

 ジャーナリスト等が「情報隠ぺい」と騒ぎ、

 政府は掘り返した。日本ではメルトダウンが

 起きたことを隠して出てくるまで100日かかった。

 中国の隠ぺいは1日で…。でも日本は100日も。

 

12/31「日経Associe 1月3日号」 

  出版社:日経BP社

◆仕事をする際、「期待値調整」が必要。

 これをしていないと頑張っても期待外れになる。

 期待値の調整の為に…①目的の合意。

 ②対象範囲の確認。③互いの分担領域の確定。

 ④手段や方法論の絞り込み。⑤達成レベル設定。

 ⑥納期。…特に①②⑤はズレやすいので要注意。

12/31「AERA 12月26日号」 

  出版社:朝日新聞出版

◆「つなぐ」中田英寿

 サッカー界は以前から社会貢献活動が盛ん。

 サッカーで受けた恩恵を社会に返そう、活かそうと

 思っている選手が多い。現役時代にはほとんど

 話すこともなかったが、チャリティーマッチで

 会ううちに、引退してから仲良くなった選手も多い。

12/31「日本海軍はなぜ過ったか」 

  出版社:岩波書店、著者:澤地久枝 他 

◆1980年から91年まで開かれた海軍反省会の記録。

 山本五十六長官の後任の古賀峯一大将と

 参謀長の福留繁中将。ふたりの息はぴったりだった。

 どういうところが合っていたの?という問いに

 「両方とも、揃って頭が古い。」…昭和19年になっても

 日本海海戦を夢想していた。

 

12/31「信徒の友 1月号」 

  出版社:日本キリスト教団出版局

◆シネマへの招待「ルルドの泉で」フランス南西部

 ピレネー山脈の麓にある泉。1858年聖母マリアが

 初めて現れ奇跡の水が湧き上がる地となった。

 ここを舞台にした映画。奇蹟ということを巡って起こる

 心の動き、それは福音書に記されている状況と今日

 でも変わっていないのではないかと考えさせられる。

12/31「百万人の福音 1月号」 

  出版社:いのちのことば社

◆震災後の卒業式で。自然の猛威を前には人間の力は

 あまりにも無力で私たちから大切なものを容赦なく

 奪い取っていきました。天が与えた試練というには

 むご過ぎるものでした。つらくて悔しくてたまりません。

 しかし、苦境にあっても天を恨まず運命に耐え、

 助け合って生きていくことが私たちの使命です。

12/31「AERA 12月19日号」 

  出版社:朝日新聞出版

◆元 東京都立三鷹高等学校校長 土肥信雄

 都教委に現職でもの申す校長を~

 ~励ましたのは教え子だった。離任式で生徒たちが

 卒業証書を手渡した。卒業証書 土肥信雄

 右は教育委員会の弾圧にも負けず本校所定の

 課程を修了したことを証する。

12/31「新・忘れられた日本人」 

  出版社:河出書房新社、著者:筒井功

◆柳田は、ここでは「サンカ」ということばを

 当時まだ各地で目にすることができた漂泊・

 移動生活者ないし非定住民の総称として用いている。

 彼らのことを記述の便宜上、いちばん広範に

 使われていると考えた「サンカ」の語でくくったと

 いってよい。

12/14「日本人の心はなぜ強かったのか」 

  出版社:PHP、著者:斎藤孝

◆よく西洋の人々の精神性を説明する際、

 「個人主義」とか「個の独立」といった言葉が

 使われることがある。だが、これは一面的理解だ。

 ギリシャ・ローマ哲学にせよ、キリスト教にせよ、

 それ自体が、巨大な共同体の精神だった。

 それは遺産として今も生き続けている。

12/14「大きなかぶ、むずかしいアボカド」 

  出版社:マガジンハウス、文:村上春樹

◆ローマ初代皇帝アウグストゥスは右の足を左の

 靴に入れようとして、部下の兵士たちに危うく

 殺されそうになった。左右の足を間違えて履くと

 災厄を招くという迷信が、ヨーロッパには古来

 あったらしい。

12/14「Number 2011年12月22日号」 

  出版社:文藝春秋

◆『誰も知らないキング・カズ』

 ペレから「俺の息子」と呼ばれるカズ。すごい。

 カズは15歳で単身ブラジルサンパウロへ旅立った。

 86年2月24日サントスFCとプロ契約。プロになった

 カズに対して「プロとは何か?」を教えたのは、

 4歳年上、後のブラジル代表主将ドゥンガだった。

12/14「東京人 2012年1月号」 

  出版社:都市出版

◆「軍都東京の昭和」

 第一生命ビルは戦後マッカーサー司令部になった。 

 時折、マッカーサーは宮城(皇居)を眼下に見降ろし

 日本の占領をやったと書く人がいる。ただし、実際に

 行ってみると見下ろす為に必要な西の窓はない。

 これは現場に行ってみないと分からないこと。

12/12「AERA 2011年12月12日号」 

  出版社:朝日新聞出版

◆「富士山噴火と崩壊の恐怖」

 ①噴火をうかがわせるデータはない。②火山学者

 の中には3月15日の静岡での地震の影響で富士山が

 噴火しなかったのが不思議と言う人もいる。③富士山

 は最近では江戸時代(1707年)に噴火。明治期から

 1960年代まで山頂で噴気を観測。

12/12「世界史の哲学 古代篇」 

  出版社:講談社、著者:大澤真幸

◆神~人間という軸を設定したとき、それぞれにおいて

 逆方向の力線が機能する。ソクラテスキュニコス派

 においては、人間を神のごとき普遍的な模範へと

 上向させようとする力線が働いている。~しかし、

 キリストにおいては逆である。神を一介の偶発的な

 個へと下降させる力線が働いている。

12/6「Number 2011年12月8日号」 

  出版社:文藝春秋

◆江夏豊が見た最後のオレ流采配…落合博満

 落合野球っちゅうのは、限りなく危険を避けた

 確実に勝てる野球をする正攻法の野球なんだよ。

 野球を知っている人を「やっぱり」「なるほど」と

 納得させる戦い方。勝つという目的がすべて。

 余分なことを考えていない。

12/6「REVIVAL JAPAN 2011年12月18日号」 

  出版社:地引網出版

◆人身売買撲滅に取り組む、A21キャンペーンの

 創設者クリスティーン・ケーンさんの講演。

 今日世界で2700万人の奴隷がいる。

 数は私たちの感覚を麻痺させる。

 しかし、一つひとつに名前と顔を入れて行くなら

 イエスの死が個人のためだったと気づくはずです。

12/6「AERA 2011年11月28日号」 

  出版社:朝日新聞出版

◆ぐっちーさん ここだけの話 Money

 グローバル金融界では借金が多ければ

 多いほど、返済義務がある借主が貸主より

 強くなるのが主流。「無いものは返せん!」

 と開き直られると…。貸した金がゼロになって

 しまったら困るのはこっちだという、これが世界標準。

12/6「日本人の誇り」 

  出版社:文藝春秋、著者:藤原正彦

◆美しい解決を目指すことの重要性。

 エドワード博士(物理学者)は、超弦理論の

 証明には500年経っても無理かもしれないと

 知りつつも挑む。その理由は、「美しいから」

 あれほど数学的に美しい理論が真理で

 ないはずがない。

12/6「鬼平犯科帳51巻」 

  出版社:リイド社、著者:さいとうたかお

◆旧暦5月28日、大川(隅田川)の川開きに合わせて

 両国橋で花火が打ち上げられるようになったのは

 享保18年のこと。その前年、各地を襲った飢饉や

 虎狼痢(コロリ=コレラ)の大流行を重く見た幕府が

 慰霊と悪霊退散を願い挙行した水神祭りに

 端を発する。

 

12/1「教科書の中の宗教」 

  出版社:岩波新書、著者:藤原聖子

◆公教育は宗教に対して中立という時、

 それは様々な立場の真ん中の地点としての 

 意味で中立という意味ではない。

 重要なのは教科書の記述がどのような価値観に

 基づいているかを意識する点にある。p221-222

 

11/27「PRESIDENT 2011年12月5日号」 

  出版社:プレジデント社

◆作家の江上剛さんの聖書の読み方。聖書は

 どこから読んでもいいというスタンス。

 どこから読んでも今の自分の状況をぴたりと

 言い当てる言葉に出会える。ちなみに「癒されたい

 人の日曜礼拝入門」では、東京ライトハウス

 チャーチが取り上げられています。ぜひ読もう。

11/27「AERA 2011年11月28日号」 

  出版社:朝日新聞出版

◆映画俳優ブラット・ピットは、かつてセレブ扱い

 されることから逃げて隠れることばかり考えていた。

 ソファに座ったまま悩む自分に嫌気が差していた。

 おもしろい作品に出ることばかりに気を取られて

 いたけど、自分自身が面白くない人生を送っていた。

 でも今は違う。結婚して変わった。

11/26「雪男は向こうからやって来た」 

  著者:角幡唯介、出版社:集英社

◆私は自分でも何かを見てみたくなってしまっていた。

 雪男が本当に現れて、これまでの世界観が壊されたら

 どうなるのか。高橋をはじめとして雪男を探す人たちは

 大体皆そんな目に遭っている。雪男にも興味が

 あるが、おそらく私はその正体よりも、雪男を見た時の

 人間の反応に興味があったのだ。

11/26「鬼平犯科帳50巻」 

  著者:さいとうたかお、出版社:リイド社 

◆小堀政一…号は「遠州」と呼ばれた茶人であり

 造園の達人であった藩主を祖とする

 小室藩小堀家に起こったお家騒動から。

 藩の重役吉村嘉六は暗殺され汚名を着せられる。

 その娘りつは、汚名を晴らし殿方に大義が

 あるように女には道義があると切腹して果てる。