毎月一回、教会学校のエデンクラスで開催される句会での作品です。
八月エデン句会
兼題 「夏休み」
◆ケイ子
ひまわりや少し下向き猛暑かな
日焼けしてキャンプ帰りの子等笑顔
◆孝子
信仰の師は召されゆく原爆忌
連日の猛暑に耐へし夏休み
◆節子
夏休み鐡(くろかね)の肌光りをり
夏休み夢幻に過ぎ去りぬ
◆正光
日差し浴び自転車駆って江の島へ
子どもらと机を並べ夏休み
◆利別香
外に出る覚悟を決める夏休み
◆千砂
微笑まし絵はがき届く夏休み
砂浜で貝殻拾う夏休み
◆美千代
夏休み童の声の溢れをり
夏の日に召されてなをも近し師や
◆草山
なで牛のうつろな眸(ひとみ)炎天下
百本の棒杭(ぼうくひ)に佇(た)つ河鵜かな
九月の兼題 「秋ちかし」